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アーユルヴェーダの起源とは?その基本的な考え方とは?

アーユルヴェーダで使用されるオイルやハーブ

アーユルヴェーダは、とても奥の深い世界です。アーユルヴェーダの考え方を取り入れてより効果をあげたいなら、まずはその起源や歴史などを学んでみましょう。アーユルヴェーダの世界観に触れることで、奥深いアーユルヴェーダの世界を身近に感じられるようになりますよ。

アーユルヴェーダとは?

アーユルヴェーダは、「世界三大伝統医学」という世界の広い地域で古くから根付いている医学のひとつです。アーユルヴェーダの基礎的な考えに、「カラダの健康は心の健康から」「心とカラダの調和が大切」というものがあります。

アーユルヴェーダの考え方は奥深く、専門用語も多く使われているため、理解するのに時間がかかるという人もいるかもしれません。アーユルヴェーダの理解を深め、効果をあげるためには、その起源から知っていくのが望ましいでしょう。

ここからは、アーユルヴェーダの起源や歴史についてご紹介していきます。

アーユルヴェーダの起源

アーユルヴェーダはインドが発祥となっており、その歴史はおよそ5,000年以上前にさかのぼります。起源にはいろいろな説が存在していますが、インドの地で古くから生活をしてきたリシと呼ばれる人々が考え出したといわれているのが、ひとつの説です。

このリシというのは聖者の集まりで、俗世から離れ人里離れた地で瞑想をしているときに、「病気で苦しむ人々の力になりたい」と考え、思いついたのがアーユルヴェーダです。こうしてインド周辺で認知されたアーユルヴェーダは、やがてインドネシア・タイ・中国といったアジアの国々に伝えられていきました。

また別の説では、インドの占い師や預言者たちが、命の根本的な法則を体系別にまとめたものがアーユルヴェーダの起源といわれています。

アーユルヴェーダの基本的な考え方とは?

アーユルヴェーダでは「カラダの健康は心の健康からくる」という考え方が基本となっています。これは人間がもともと備えている体質や性質をおろそかにせず、バランスを大切にして生きていくという考え方でもあります。

この心とカラダのバランスを整えるというアーユルヴェーダの考え方を実践するときに用いられるのが、「ドーシャの理論」と呼ばれているものです。

ドーシャの理論とは?

アーユルヴェーダで重要となる考え方が、「ドーシャの理論」です。これは世の中に存在するすべてのものは、5つのエネルギー、5つの元素からできているという考え方です。地・水・風・火・空がこの5つにあたり、世の中にある物体や人体だけでなく、思想やエネルギーといった精神的なものもこの5元素から成り立つとされています。

ドーシャの理論ではこの5つのうちの2つを組み合わせ、人体のカラダ的特徴や性格などを3つに分類しました。それがヴァータ(風)、ピッタ(火)、カパ(水)の3つで、「トリ・ドーシャ」と呼ばれています。

ちなみに「トリ」というのはサンスクリット語で数字の「3」、ドーシャは「増えすぎたもの」という意味です。すなわち「この3つを乱れさせてはならない」といった考え方といえます。

トリ・ドーシャの特徴は?

それでは、ヴァータ・ピッタ・カパの身体的・精神的特徴がどのようなものかを見ていきます。

ヴァータ

風の性質をもちます。サンスクリット語の「動き」という言葉がこの名前の起源です。身体的特徴は痩せ気味で背が低く、皮膚や髪は乾燥しやすいです。

性格的には「動き」という言葉どおり、創造的で情熱があるが、気分屋でせっかちといった特徴を持っています。持ち合わせた体質は、冷え性・便秘気味です。

ピッタ

火の性質をもつピッタは、普通もしくは小太りの体格です。ピッタという名前はサンスクリット語の「燃やす」という言葉が起源となっています。集中力があり頭の回転が速いのですが、情熱的で怒りっぽい一面があります。体温が高めで汗をかきやすく、下痢をしやすい体質です。

カパ

水の性質をもつカパは、サンスクリット語の「縛る」という言葉が起源となっています。太り気味でしっかりとした体格をもち、白くきめ細かな肌が特徴的です。性格的には落ち着きがあり辛抱強さも持ち合わせています。

体温が低めで風邪や頭痛といった体調不良を起こしがちといった体質です。

ドーシャに合わせたものを取り入れることが、アーユルヴェーダ成功の近道

そんな3つのドーシャの考え方や性質・特徴を理解することが、アーユルヴェーダマッサージなどを成功させ、理想に近づけるための近道です。

食事の面では、ヴァータは土の中で育つ根菜類を摂ることが大切です。ピッタはカラダを冷やしてくれる野菜が適しており、カパでは葉野菜のように光や風を十分に受けて育ったものを積極的に摂りましょう。

まとめ

アーユルヴェーダは世界三大伝統医学のうちのひとつです。インドやスリランカの地で発展し、根付いてきました。その起源はおよそ5,000年前です。インドの聖者もしくは預言者が、「病気で苦しむ人々を救う」ために思いついた考え方です。

アーユルヴェーダの考え方では、3つに分類されるドーシャごとに性質・体質が異なるとされており、それぞれに合ったものを取り入れることがアーユルヴェーダを成功させる近道となります。

東京都渋谷にあります「Detox Salon Kunico」では、アーユルヴェーダの考え方を取り入れ、一人ひとりに合った施術をご提案します。アーユルヴェーダのに興味のある方は、ぜひご利用ください。