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アーユルヴェーダに適切なオイルとは?種類と部位別マッサージもご紹介!

アーユルヴェーダでのオイルマッサージ

アーユルヴェーダでは毎日マッサージを取り入れることを推奨しています。毎日欠かさずに行うことで、リンパの流れを改善し、老廃物を排出しやすくなります。もちろん、マッサージを行うだけでも効果は得られますが、そこにオイルを取り入れるとさらに効果を高められるでしょう。

この記事ではオイルを取り入れることで得られる効果と、ドーシャ別のおすすめオイル、そして対象部位のオイルを利用したマッサージについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

オイルを取り入れることで得られる効果

老廃物の排出の効果はマッサージだけでも得られますが、オイルを加えることでさらに効果が高まります。オイルが肌に浸透すると血管やリンパに入っていき、種類によっては血中のコレステロールや中性脂肪を下げてくれる効果も期待できます。

アーユルヴェーダのマッサージはオイルを浸透させることを目的としており、肌を滑らかにして栄養を与えることが重要です。そのため、潤いと色ツヤを改善し、乾燥などの肌トラブルを防ぎ、より健康的な肌へと導きます。

オイルは肌触りをよくするだけではなく、香りで心身のリラックス効果を高めます。質のいいオイルは緊張を緩和させ、心を落ち着かせる効果があるため、夜には深い眠りを期待できるでしょう。オイルを取り入れるときは、自分のドーシャと体調を考えて選ぶことが大切です。

ドーシャ別のおすすめオイル

 ヴァータ

ヴァータの人におすすめのオイルは、セサミオイルです。これは料理に利用する黒色のゴマ油ではなく、焙煎していない白色のものをキュアリングし、浸透力を高めて利用します。ゴマ油の種類によってはキュアリング不要となっているものもあります。

セサミオイルはアーユルヴェーダでよく使われている、どのドーシャの人にも合いやすいものです。セサミオイルにはヴァータを抑え、カラダを温める作用があるため、ヴァータの人にとくに有効とされています。また、セサミオイルの抗酸化作用により、アンチエイジング効果や老化防止効果も期待されています。

ピッタ

ピッタの人におすすめのオイルは、ココナッツオイルです。ココナッツオイルはクールダウンさせる効果があるので、暑がりでヒートアップしやすいピッタの人に適しています。その他にも、お肌のたるみの予防や、キメを整え毛根を強くし、丈夫な髪が生えてくるのを助けてくれる効果も期待できます。

カファ

カファの人におすすめのオイルは、ヴァータの項目でもご紹介したセサミオイルです。ただしカファが増加して肌にオイルが入っていかないと感じるときやカラダが重いときは、絹の手袋でマッサージをすると肌にオイルが浸透しやすくなります。

マッサージの頻度と注意点

オイルマッサージは毎日行ってほしいものですが、負担に感じるならば週2〜3回でもよいでしょう。時間のある休日に行ったり、季節の変わり目に重点的に行ったりする方も多いです。

注意点は、水が肌に入るとオイルが浸透しなくなるところです。そのため、オイルを扱う場合は入浴前に行うようにしてください。体調の悪いときや生理中など、入浴を避けた方がいいときはオイルの使用を控えましょう。

皮膚が弱い人やアレルギーを持っている人は、二の腕に少量のオイルを塗り、3日ほどカラダの反応を確認してから使用すると、安心です。

部位別のマッサージ法

親指は顎の下、そして残りの指は顎の頬下にあて顎に沿いつつ耳までさすります。耳の後ろのツボである完骨を親指で押さえ、口角から顎関節下・口角の上から顎関節・小鼻から顎関節上の計3つのラインをさすります。

次に人差し指・中指・薬指で小鼻の横から鼻筋そして眉の下こめかみをさすり、目尻を髪の生え際に向けて押し上げ、やさしく戻し、最後に顔にあてるように頬を包みましょう。

顔のリフティングはさする他にも軽く引っ張る動作もあるため、コラーゲンの再生を促すとされています。顔全カラダを包み込んで広げるようにマッサージを行うと、顔のリンパと静脈の流れが活発になるため、老廃物の排出効果顔だけでなく表情にも変化が生まれます。

オイルを手に取り、耳の上の部分を親指と人差し指、そして中指ではさんで耳たぶに向かって揉んでいくと血流が改善され、カラダが温かくなってきます。

眼精疲労を回復させたいときには、耳を顔につけるように折り曲げ、少し時間を経過させてから離し、耳たぶを掴んで耳元から回転させるように数回ねじり上げましょう。

耳は全身が投影される場所とされており、耳を外や上に引っ張ることにより、体中の血管が拡張し活発になります。耳の穴周辺を圧迫することで胃腸の動きが変化し、食欲が落ちてダイエット効果も期待できます。

髪の中に手を分け入れ、頭皮全体にオイルを浸透させます。両指で耳の後ろから頭頂部まで頭皮を揉み込むように移動させ、耳たぶの後ろの凹みに親指を置き、下から上へと押さえるように揉みます。快感を得やすいところを長めにマッサージするのがよいでしょう。

頭には怪我をすると致命傷になってしまう急所がありますが、これを適度に刺激すればドーシャのバランスが整い、脳の活発化や活力上昇の効果が期待できます。

オイルをなじませたあと、すぐ洗い流したい場合は、乾いたタオルでオイルをふき取ってから流してください。そのまま洗い流してしまうと、不快感や毛穴に詰まりにつながることがありますので、注意しましょう。

まとめ

この記事では、通常のマッサージにオイルを取り入れることで、より効果も高められることをお伝えしました。自分のドーシャと体質にあった方法で取り入れてみましょう。

「Detox Salon Kunico」では、アーユルヴェーダを用いたオイルマッサージを行っています。これはコラーゲンが配合されたオイルを使用し、老廃物を排出して代謝を上げる全身ハンドケア痩身法であり、一度の施術で痩身効果が高いリラクゼーショントリートメントでもあります。全身にアーユルヴェーダを取り入れたい方や、自宅と違う方法を試したい方は、ぜひ試しにきてくださいね。